こんにちは!

私の名前は,佐々木一織です.
秋田大学で情報工学を専攻している博士課程学生です.
2022年度からは,日本学術振興会 特別研究員DC1に採用されております.

キーワード:

位置情報サービス(LBS),GPS軌跡マイニング,位置情報ビッグデータ,モバイルセンサ応用,人間中心コンピューティング

所属学会:

  • Association for Computing Machinery (ACM)
  • The Institute of Electrical and Electronics Engineers (IEEE)
  • 情報処理学会 (IPSJ)
  • 日本データベース学会 (DBSJ)

研究ビジョン(学部〜博士課程):モバイルデータ駆動型まち歩き観光エコシステムの実現

私はこれまで,紙の観光ガイドブックをモバイルデバイスを融合させるプッシュサービスのデザイン(ジオフェンスによる自動ガイド検索・ジオリファレンスによるイラストマップベースのポジショニング)(上図①,卒論)や,GPS軌跡データの分節化による個人まち歩き観光体験の効果的な伝達(上図②,修論)を議論してきました.

博士課程では,特に,モバイルセンサデータの収集に基づく「歩行観光者の人流の可視化・分析とまち歩き観光コンテンツ改善のためのスキーム開発」をめざしています.

(A) モバイルセンサを用いた地域ビッグデータ・人流分析のためのGPS軌跡分節化の体系化

【データ駆動型まち歩き観光の基礎技術】

 モバイルセンサデータを用いたユーザコンテクスト抽出に基づいて,GPS軌跡データの低信頼性と冗長性を低減する手法(分節化アプローチ)を実現します.分節化されたGPS軌跡は,データサイズが小さく計算や管理コストが減るのみならず,より正確な情報分析を可能にしてくれます.地域が自立的にデータを収集し活用するためには,扱いやすいビッグデータ構築に基づくフィードバックスキームが必要と考えています.

参考文献

  •  Iori Sasaki, Masatoshi Arikawa and Akinori Takahashi, Articulated Trajectory Mapping for Reviewing Walking Tours, ISPRS International Journal of Geo-Information, vol.9, no.10: 610, 2020.

(B) まち歩きモデルルート改善を推進するモデルレスなホットエリア可視化システムの実現

【ルート推薦型まち歩き観光のデザイン】

 ルート推薦型まち歩き観光を対象として分節化GPS軌跡の有用性を検証します.まち歩き観光のコンテンツ作成においては,スポットおよびそれらをつなぐ歩行パスの設計が重要になります.

(C) ジオフェンス自動最適化を基点とする生成型ウォーキングラジオの実現

【オープンワールド型まち歩き観光のデザイン】